社会復帰編6「ひきこもりだった私の転職先がスーパーで接客というハードモードだった話」

漫画:アラサー引きこもり女が2.5次元で社会復帰した話
6「ひきこもりだった私の転職先がスーパーで接客というハードモードだった話」

転職活動で3社最終面接に進むも全て撃沈したプル子さん。母の働いていたスーパーで面接を受けることになったのですが・・・

(前回の記事はこちら→社会復帰編5「10年前(リーマンショック後)の転職活動が大変すぎた話」

 

意外と知られていない?スーパーマーケットの裏側

思ってたよりしんどい!スーパーの業務内容

バイトという事もあったのですが小売業はいつでも人手不足で、スーパーは何社受けても落ちていたのがウソのようにアッサリ採用となりました。

スーパーのスタッフは主婦の人が家計補佐的にパートする楽な仕事だと思っていたのですが、今まで経験したどの仕事よりもやることが多く大変でした。下記に私が担当した業務を書いていきます。

店舗事務

事務所での電話対応(クレーム処理) / ストアコンピューターと呼ばれる機械の操作 / 毎日の営業資料の作成 / 従業員の交通費や契約書の処理 / 制服の管理や支給 / バイト応募者の応募受付と面接セッティング / 伝票の作成 / お店に必要な備品の発注 / 本社とのやりとり / トイレ掃除などの雑用 / サッカー台にあるダスターの洗濯(1日に2回)

サービスカウンター

繁忙時間帯のレジ応援 / 各レジトラブル発生時の対応 / 商品返品時の対応 / ポイント付け忘れ対応(商品の会計を取り消してレジ打ち直し) / 商品券・切手・粗大ごみ券・映画チケット等の販売 / 商品のプレゼント用ラッピングや各種「のし」がけ / 商品取り置き対応 / 自宅配送サービスの受付・梱包作業 / 店内アナウンス / 対面でのクレーム対応 / 商品がどこにあるか等の案内 / ポイントカード・クレジットカード入会受付 / アンケート回収 / 店舗棚卸作業ほか

それに加えて私個人にはたばこの発注とレジに入る従業員のシフト作成が課されました。

研修時にサービスカウンターの仕事を教えてくれたのは40代後半くらいの主婦パートの方だったのですが、全てをスマートにこなしてクレームを言いにきたお客様がすぐに上機嫌になるほど感じが良く私の100倍仕事ができる人でした。

その人は扶養内で働かなくてはいけないという事情もあり週3で1日4~5時間、時給900円程度で働いていたのですが、明らかに働きに見合わない額だと思いました。

彼女の世代では家庭との両立を選ぶなら扶養内パートをするのが当たり前という感覚で、他にも色々な事情があっての事だとは思うのですが、こんなに仕事できる人なのに月のお給料が10万にも満たない(越えてはいけない)のは非常にもったいないなあと思ったのが今でも印象に残っています。

 

コミュ力がなくても意外といける?!レジ接客

そもそも私はウツひきこもり&以前からオタク趣味の場以外ではコミュ障気味だったので、お客さんに笑顔で対応するのは不可能と思ってました。

しかしたいていの大手スーパーでは「接客マニュアル」が存在します。例えばレジチェッカーの仕事であればお客様から買い物かごを受け取った時に言うセリフから、最後にお釣りとレシートを渡す時に言うセリフまで決まっています。

マニュアル通りに台詞と動作を繰り返すだけであら不思議!通常のレジ対応であれば自分で言う言葉を考えなくてもできてしまうのです。

またクレームなど何か問題が起きた時はサービスカウンターの人を呼んで対応してもらえます。私の場合はサービスカウンターも担当だったので研修後のクレームは自分で処理しなければなりませんでしたが、コミュ障で悩んでる人には良い訓練になるのではないでしょうか?

 

おしゃべり大好き!アラフィフマダムパワー!

スーパーの研修初日に周囲が50代以上の女性ばかりだったので、当時20代後半だった私は職場になじめるか心配でした。

しかしアラフィフマダム達はとにかくおしゃべり好きで、こちらが話すネタがなくても延々話し続ける事ができる人達でした。しかも世代を超えての共通点「追っかけ」が功を奏し、すぐに打ち解ける事ができました。

また彼女たちはとにかくパワフルで、社員や店長などの上司が相手でも臆さず言い返す事ができる人達でした。

さらに彼女たちは洞察力とおせっかいさを持ち合わせており、髪型を変えたのに気づいてくれたり、元気がない時には心配してくれたりしました。

私がリストラされた事、ウツになった事、最終面接まで行ったのに就職が決まらなかった事を打ち明けても、誰も私を責めることはありませんでした。

今まで会社や上司に理不尽な事をされても耐えなければならないと思いこみ、転職活動の最終面接では役員のおっさん達や転職エージェントのコーディネーターにさんざん自己責任と言われ、自分を責めがちだった私は彼女たちの堂々とした生き方にとても驚き見習うようになっていきました。

 

元ウツひきこもりがスーパーで働いてみた結果

スーパーで働く事で得た驚くべき3つの効果

元ウツひきこもりだった私がスーパーで働いてみたところ、思わぬ効果が表れるようになりました。以下より私が自分で驚いた効果を3つ紹介します。

 

初対面の人からの印象が格段に良くなった。

今までの私は職場でも私生活においても笑顔がない人間で、オタク趣味以外での雑談も苦手なため他人にキツい印象を与えてしまうタイプでした。

しかし「発声練習」や「笑顔練習」とマニュアル通りの対応を繰り返すだけで作り笑顔とハキハキした声が自然と出せるようになり、初対面の人からの印象が格段に良くなり職場でも人間関係が円滑に築けるようになりました。

 

面接で不合格にならなくなった

スーパーをやめて以降私は派遣社員として働いているですが、派遣社員は大量募集でなければ社内選考の後に派遣先企業で「顔合わせ」という名の面接があって落ちる場合があります。

(補足:派遣社員を面接する事は禁止されているのですが、ほとんどの企業で「顔合わせ」「会社見学」という名目で事実上の面接となる機会が設けられています。)

しかし驚いた事にこの10年近く顔合わせで落ちた事はなく、しかもほとんどその場で採用が決まるようになり派遣会社の担当社員さんにも驚かれます。

中には経験が乏しかったりスキル不足の職種もあったのですが受かった理由はいずれも「人柄が良い」ということでした。さらに最初は短期(2か月)だった派遣期間が延びに伸びて契約限度の3年間続いた事もありました。

これは私自身の性格よりもクレーム対応をする上で「いかに相手の機嫌を直すことができるか」という修行を強いられたため、いつの間にか人柄が良く見えるような対応ができるようになったためと思われます。

 

アラフィフ世代との交流で視野が広がった

スーパーでは同僚のアラフィフマダム達と仲良くなり、子育ても一段落した彼女達とよく飲みにいくようになりました。

50年以上の人生経験を積んだ彼女たちの話は私の経験など比べものにならないほど大変な出来事が多いのにも関わらず、本人たちは全ての苦労を明るく笑い飛ばしていました。

彼女たちの強さは私が常に抱き続けていた自分への自信のなさや将来への不安を吹き飛ばしてくれました。

 

スーパー勤務を続けられた理由

スーパー勤務を経験したことで自分の対人スキルが上がったわけですが、業務量の多さやお客様のクレーム対応によるストレスはかなりありました。

しかし「推しを見たい」(見るためのお金を稼ぎたい)という気持ちだけで仕事に対するメンタルが驚くほど強くなりました。

むしろウツになる前より強靭になっていく自分のメンタルに、「愛(推し)は力になる!」という事を生まれて初めて感じました。

 

さて、スーパー勤務にも慣れてきたプル子さん。ハッピーエンドかと思いきや・・・

次の記事に続きます!

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