社会復帰編7「人は見た目じゃないけれど人は見た目で判断する!?~店員になって気づいた事~」

漫画:アラサー引きこもり女が2.5次元で社会復帰した話
7「人は見た目じゃないけれど人は見た目で判断する!?~スーパー店員になって気づいた事~

前回の記事

ウツひきこもりだったのに転職先はスーパーで接客というハードモードだったプル子さん。しかし意外と向いていたようで徐々に職場になじんでいきます。
 
 

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スーパー勤務を通じて気づいた大切なこととは

ひきこもりからスーパーの店員として社会復帰したプル子さん。働いている中でいくつかの大切な事を学びました。

 

 

ウツを回復するために必要だったことに気づく

転職前は自分には絶対無理だと思っていたスーパーでの接客業。実はウツを回復するためのすべてが詰まっていました。

薬が不必要だったとは言いませんが、私のウツ回復に非常に重要だった事が下記の3つです。

 

仲間と呼べる同僚

スーパーでは毎日自然と笑顔で挨拶できるような気心知れた職場の仲間がいました。仕事ができればコミュニケーションなどなくても良いと思っていた私なのですが、驚くほど心が安定する事に気づきました

さらに自分が困っている時に仲間たちが助けてくれるので、自分も相手を助けてあげようという思いやりの気持ちも生まれました

 

「ありがとう」という言葉

接客業をやっているとお客様からのクレームや憂さ晴らしのための意地悪を受けることもありました。しかしどちらかというと業務を通じて「ありがとう」と言われる事が圧倒的に多かったです。

最初クレームでサービスカウンターを訪れたお客様もどうしてクレームになったのかと一緒に考える事で連帯感が生まれ、結果何故かお礼を言われたりクレームした事を謝ってくれる人もいました。

こうして人との関わりの中で生まれる「ありがとう」という言葉は驚くほどの自己肯定感を生み、自分に自信が持てるようになりました

 

一生懸命打ち込める趣味

一生懸命打ち込める趣味があれば仕事で嫌なことがあっても趣味のお金を稼ぐためと割り切る事ができます。また、趣味自体がストレス解消になリます。

 

 

人は見た目で判断する」ということに気づく

勤務を通して驚くほどスーパーの店員という職業に対する偏見がある事に気づきました。例えばこんな事です。

  • 私がスーパーでバイトしてると知った友達に「同じバイトでも事務職のほうがいい」と心配された。数年後派遣社員になった時にも「スーパー勤務まで落ちたくない」という心ない事をいう同僚がいた。
  • 「お客様は神様です」という文化が根付いているせいかスーパーの店員=自分より身分の低い召使い」のように思っている人が多い事に気づいた。
  • 店舗で制服にエプロンをして接客してた時はタメ口で話してくるお客様が多かったが、本社勤務になってスーツを着て店舗に営業活動(ビラ配り)にいったところ敬語で対応された。中身の私は何も変わっていないのに来ている服だけで判断される事にも驚いた。

私がスーパーで出会った先輩方の多くは複数のタスクを同時にこなしどんな厄介なクレームにも対応できるすごい人たちだったのにも関わらずです。

この経験は「人の本質は見た目じゃないけれど、人は見た目で判断する」という確信につながり「見た目の重要さ」に気づかされました。

これ以降自分をどう見せたいかと考えて服やメイクを選ぶようになりました。これが後々面接や婚活にも役立つことになります。

 

さて、スーパー店員として職場に骨を埋める覚悟をしたプル子さんですが、なぜか本社採用となってしまいそのまま2011年を迎えます。そして忘れもしない3月11日の震災が起こってしまうのです。

 

次の記事に続きます

 

↓シリーズ第1話(社会復帰編)

 

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